YAMADAYA STORE
「尾州コート-匠の技 技術力の集結-」
feature of BISHU
国産にこだわり
生地作りから商品企画を一貫して行う
Agaオリジナルコート。
大人の肌に馴染むような作りの良さにこだわり
日常に寄り添うデザインに心を込めました。
今回は、Agaコートの製造過程やこだわりの生地
スタイリング、ディレクターインタビューをご紹介。
国内一を誇る毛織物産地「尾州」の
生産者の想いが沢山詰まった
Agaオリジナルのコートを是非ご覧ください。
- INDEX -
- How Aga Coat is Made -
- Types of coats -
No.01_Double Melton
ウール本来の風合いを感じられる新毛ウール素材を使用。
緯糸には紡毛細番手の高級糸SP110原料を使用し
ウールの上質感を追究しました。
二重織のメルトン仕上げによりウールの使用量も多く
よりラグジュアリー感のある素材に。
また起毛メルトン加工を施し
ウール特有の柔らかく滑らかな肌触りを際立たせています。
Cocoon Coat
coat:¥41,000
No.02_Super 140`s Double beaver
紡毛細番手の最高級糸 Super140`sの
高級原料を贅沢に使用した二重織素材。
一定の肉感に仕上げるため卓越した技術が必要な
両面起毛加工を施すことで、
柔らかい風合いと適度な毛並みでウールの良さを最大限に発揮。
縫い目の始末を手縫いで仕上げたハンドメイド仕様で
柔らかく素材の良さを生かした優しい着心地が特徴に。
No-collar Midi Coat
coat:¥45,000
No.03_Recycle Melton
古くから羊毛の再生技術が発展してきた尾州の技が光る
リサイクル原料を使用したサスティナブルな素材。
起毛メルトン加工を施し、
ウール特有の柔らかく滑らかな肌触りを際立たています。
軽さのあるシングルメルトンでありながら総裏仕様で上質感があり、
ストレッチの裏地を使用し着心地の良さも兼ね揃えました。
Cropped Coat
coat:¥38,000
No.04_Super 140`s beaver
紡毛細番手の最高級糸 Super140`sの
高級原料を贅沢に使用した二重織素材。
一定の肉感に仕上げるため卓越した技術が必要な
両面起毛加工を施すことで、
柔らかい風合いと適度な毛並みでウールの良さを最大限に発揮。
縫い目の始末を手縫いで仕上げたハンドメイド仕様で
縫い目も柔らかく素材の良さを生かした優しい着心地が特徴です。
Stand Collar Gilet Coat
coat:¥44,000
No.05_Double beaver
ふんわりとした軽さを追求し
Aga 完全オリジナルで作り上げたこだわりの素材。
両面に毛足の短いビーバー加工を施しました。
尾州産地で行う加工技術の優れた両面ビーバー加工に
柔軟加工を施すことにより、
一層柔らかさと軽さを味わっていただけます。
縫い目の始末を手縫いで仕上げた
ハンドメイド仕様で縫い目も柔らかく、
素材の良さを生かした優しい着心地が特徴です。
Gown Coat
coat:¥49,000
No.06_Aga×NORITAKE Future Melton
表面変化のある圧縮ウールメルトン素材。
ウールならではの、吸湿発熱・保温・防臭の機能性が特徴。
ジャージー素材のため空気を織り込んだような軽さに。
程よい伸縮性をもち、着心地の良さを味わっていただけます。
Big Collar Short Coat
short coat:¥39,000
long coat:¥41,000
- STYLING -
- Director Interview -
「Agaオリジナルでゼロから作られたコート。」
今回は、「Aga」のブランドを立ち上げた
ディレクターにインタビュー。
大事にしていること、コート作りのこだわりなどを伺いました。
Q1.Agaのコートを作ろうとした理由を教えてください。
近年、暖冬の影響でウールコートの需要が減退しています。ウールの市場離れが進んでいることに着目し、人と地球にやさしい天然素材である”ウール”に焦点を当て、ウール本来の良さを引き出し実感できるようなコートづくりが今だからこそ必要だと考えました。また同時に、弊社グループ会社ドゥミルサンクが手掛けているテキスタイルの伝統的な産地、岐阜県尾州に目を向けてものづくりをすることで、産地の元気づけを図りたいと考えるようになりました。今後も産地のみなさんと連携しながら尾州のウールの良さを発信し、繊維産業の継続・発展にも携わりたいと思っています。
Agaのオリジナルコートをディレクションする上で大事にしていることは、「長年ヤマダヤを愛していただいている顧客様を想像する」ことです。Agaのコートを纏えば誰もがかっこよく、それでいてしなやかな女性らしさを創り出せる。自分一人でデザインを考えて世の中に発信をしていくのではなく、生地選定、色付け、染色、パターン、デザインなど様々な過程に関わる全ての人と直接会話をして一つの商品を作り上げていく。ものがあふれる世の中で同質化せず製造過程においてこだわりを詰めていき、各過程で生まれる点と点のこだわりを一つの線にすることがディレクターの役割だと思っています。今年らしい色付けやシルエット、縫製は着心地の良いシームレスを採用したりと工夫を施しています。絶妙なニュアンスカラーや繊細な手触りをぜひ実際に手に取ってみていただきたいです。
Q2.ディレクターのエッセンスを服作りにどう落とし込んでいますか?
素材、デザインなども普遍的で価値あるものを選びつつ、街を歩いている人や周りの人の着こなし、メイク、髪型…ちょっとした時代の変化に気付き、服作りに反映をさせていくことで、リアルさを追求しています。今、SNSを使ったマーケティング、国内外のトレンドや市場動向など、様々な情報があふれている中で「Agaだったらどう落とし込むのか」「Agaとしてのものづくりは?」を常に模索し、真摯に洋服と向き合い、本質を探求し続けています。一時の流行、自己満足なデザインを作るのではなく、お客さまに長く愛してもらえるような ”もの” を作り続けていきたいです。
Q3.Agaらしさとは
大人の女性の肌に馴染み、余計なものを削ぎ落とすことで、品のあるミニマルなデザインに。日常生活やお出かけに纏うだけで、肩の力を抜きつつ、少しでも頑張ろうと思えるような大人の女性に寄り添った洋服を提案しています。
ブランド立ち上げ時からトップダウンではなく、Agaチームで色付けをしていき、一緒に働くメンバーが変化していくと同時に、もの作りも変化させていく。国産へのこだわりやパターンメイキングなど自社の内部資源を活用し、チーム一丸となってものづくりをしています。生地や色染め、縫製などこだわりの部分は妥協せずとことん追求し、機能とデザイン性の二面性を兼ね備え、Agaを選んでよかったと思っていただけるようなブランドにしていきたいです。
Q4.色付けやデザイン、生地でのこだわりポイントは
柔らかさや風合い、触り心地など袖を通す時の細かな感覚を大事にしています。コートだけど身体に馴染むよう、縫い目が外に出ず、柔らかな着心地が特徴のシームレスを取り入れたり、しっかりとした生地ながら女性らしさを表現した生地を選定したりと、デザインだけでなく着心地にもこだわりを持っています。色選びは、色が並んだ時に美しく見えるようにこだわった絶妙な色合いが魅力。Agaなりのヴィンテージらしさを取り入れた落ち着いたイメージ、鮮やかで都会的なイメージなど一つ一つに個性が出るようコートごとに取り入れ、大人らしい空気を纏う色彩をセレクトしています。
Q5.最後に
お伝えしたいことは、自信を持って商品を作っているということです。Agaのものづくりは一点一点細かなこだわりを持ち、最初から最後まで人の手をかけて作り出しています。また、適正価格を定め、お客さまに無理なく安心してお買い物いただける、決して高くない価格を提供できるようにすることで、製品そのものへの「価値」を実感してもらいたい。普段中々お洒落ができていないけど、「Agaのお洋服を着ると背筋が伸びる」「かっこいいねと周りから言われた」など些細な幸せを感じて欲しい。Agaの洋服に触れて、体感して、判断してほしいと思っています。独りよがりではなく、工場・生地屋・パタンナーに寄り添ったプロダクトアウトのものづくりをし、これからも、お客さまはもちろん、Agaに関わる全ての人との繋がりを大切にしていきたいです。