最近はようやく冷え込んできて、やっとニットが楽しめる季節になってきました!!うれしい。。
商品ラインナップを見ていただいてわかるように、「8yearsとawahiはニットがかわいい!」と思っていただけるよう、ニット率を高めに企画をしております。
何を隠そう(?)私自身、大のニット好きでして・・・
ニットを見ると似たようなものでもついつい欲しくなってしまうこの季節。。
ニットというのは、同じ糸を使用しても、色の番手(太さ)や編み方を変えるだけでいろんな表情に見せてくれます。
また、多色の糸を組み合わせたり、編み方を部分的に変えたりと、バリエーションが無限大!
そんなわけで、8yearsもawahiもご紹介したいニットがたくさんあるのですが、今日はその中からいくつかピックアップしたものをご紹介致します!
〈8years〉かぎ針ニットセットアップワンピース ¥36,000
まずはかぎ針のトップスが目をひくこちら。
8yearsの今季のLOOKのメインカットにも使用しています。
オーガニックコットンを100%使用したニットのセットアップワンピース。
トップスの裾とお袖のモチーフが、とにかくかわいいですよね。
ひとつひとつ手でかぎ針で編まれています。
この部分的なモチーフを表現するには、かぎ針でしか表現できません。
はじめはこのトップスだけで販売する予定だったのですが、このモチーフを最大限美しく見せるために、中のワンピースを作りました。
色々研究し、ウエスト部分の花のモチーフが立体的に美しくみえるようにウエスト部分はスッキリと、そこから裾に向かって柔らかく広がるプリーツスカートに行き着いたのです。
トップスはざっくりとしたかぎ針のモチーフが可愛くなるように太い番手で編み、ワンピースは同じ糸でも、細めの番手で編むことで着膨れすることなく、ニットなのにすっきりとしたシルエット。
もちろんトップスと中のワンピースはそれぞれ単品でもお使いいただけますが、合わせて着ていただくことでさらにさらにこのかぎ針モチーフの良さが引き立ちます。
カラーは朱色がかったレッドと、ブラックの2色展開。
レッドはこれだけで主役になる華やかな印象。
ブラックはシンプルながらもデザイン性が引き立つ印象に仕上がりました!
どちらのカラーも違った印象で、2色とも欲しくなっちゃいます。
〈8years〉カシミヤタートルニットプルオーバー ¥32,000
続いてはこちら!
実は、昨年のAWに企画していたのですが、コロナの影響でキャンセルになってしまい泣く泣く諦めたニット。
どうしてもこの良さをお届けしたく、今年はかなり早い段階から動いて今季ようやくデビューです(涙)
このニットは、カシミヤを紡績する際に出る落ち綿を中心に集めて再利用した糸で作られたイタリアFilpucci社高級素材糸を使用しており、もう・・・とにかく、なんというのでしょうか。。
言葉にできない。オフコースか。
めっっっちゃくちゃきもちいいニットなのですよ!!とにかく一度着てみて欲しい。
カシミヤなんだけど、もうこれに顔を埋めたまま寝たいくらい、とにかく滑らかで柔らかくて軽くてあったかい。
ニットだけど、素肌で着たくなるくらいきもちいいのです。
あまりにきもち良すぎて本当にカシミヤなのかしら・・と疑いたくなっちゃうほど。(笑)
アップサイクルでこの柔らかさを実現し、これだけきもちよくて上質なニットはなかなか出会えません!
なので他のニット商品よりもお値段はややお高めですが、その価値があるすんごい糸なのです。
長く愛用いただけるようにデザインもシンプルに、だけど8yearsらしくリブは長めに作りました。
カシミヤなのでもちろん毛玉はできますが、ブラッシングなどでお手入れをしながら大事に大事に愛用したくなる1枚です。
カラーは使いやすいグレーがかった上品なベージュと、ぱっと目をひくオレンジの2色。
オレンジのほうはデニムとの相性がすごく良いですよ〜!
〈8years〉ロールカラープルオーバーウールニット ¥23,000
続いてのこちらの商品は・・・
いろんな要素が詰まりまくったこだわりの一枚。よろしくお付き合いください。
突然ですが、みなさん”RWS認証”ってご存知ですか??
Responsible Wool Standard(レスポンシブル ウール スタンダード)の略で、羊と土地の管理を実践した農場で生産された羊毛原料がその後の最終製品に至るまですべての製造工程において、正しく、間違いなく使われ、管理されているかのトレーサビリティを証明する国際的な認証基準のことなのですが、それってつまりどーーいうこと??ってなりますよね。
私も知ったのは数年前なのですが、ニット製品では日本でもかなり多く使われている羊さんの毛ですが、ファーと違って羊の毛はただ刈って使っていると単純に思っていたのが、実はそうではない現実がありました。
ウールを取りやすく品種改良されたメリノ種のヒツジは、皮膚面積が大きくて皮膚にシワが多い品種。
そのため、そのシワに糞尿がたまりやすく、虫がわいて病気にかかったりしやすいために、臀部(おしりや性器)を切り落とす方法を「ミュールシング」と言います。
ミュールシングは無麻酔で行われ、その後の傷跡の治療なども行われません。
それを知った時、本当にショックでした。。
効率や数量確保のためにそんなことが行われている現実があったこと、そしてそれを知らずにウール製品を着ていたこと。
ただ、この事実が問題視され、イギリスをはじめミュールジングを法律で禁止する動きや、ラグジュアリーブランドからファストファッションブランドまでこのミュールジングを施した羊の毛を使わないと宣言している動きが広がっています!
RWS認証は、そんな「ノンミュールジング」なウールを使用しているという証でもあります。
RWS認証はノンミュールジングの他、「動物の自由を尊重」「土地の確保」「サプライチェーンの確保」という柱を掲げたすばらしいサスティナブルウールなのです。
<8years>リンキングステッチニットプルオーバー ¥25,000
こちらのニットもRWSウールを使用しています。
ちょっと難しくなりましたが、日本でも徐々にこの”RWSウールを使おう!”という動きが増えていますので、ぜひ店頭でこの表記を見つけたらふとこのことを思い出してください。
そんなわけで長くなってしまいましたが、8yearsでもRWSウールを積極的に使っており、こちらの商品もその1つです!
さらにこちらのロールカラープルオーバーウールニットは、RWS認証のフランスのメリノウールと綿の混紡ニットなのですが、この糸もすごいの!
なにがすごいのかというと・・・
アメリカの上質なスーピマ綿を、RWSのウールと混紡しているのですが、それを日本でも3社しかない超貴重な英式の梳毛紡績機で混紡して作られているのです。
英式紡績機の写真。産業革命の初期、1769年に特許を取得し1771年にクロムフォード工場で稼働した、リチャード・アークライトの水力紡績機と同じ方式で「糸づくり」を行います。
フランスとアメリカを日本で混紡・・・もう訳わかんないですよね!(笑)
わかりやすく説明すると、梳毛紡績というのは太さや長さがまちまちな動物繊維をできるだけ均質な繊維にして糸を作ることなのですが、世界の糸の99.9%が効率の良い仏式精紡機が使われています。仏式紡績はワタから一気に糸にする方法で、早く、かつ均等な糸に仕上がります。
それに比べ、英式紡績は繊維を徐々に細くしていく梳毛工程などの粗紡段階が長いため、繊維が長いカシミヤなど長毛繊維、様々な原料を組み合わせる意匠糸の生産に適しています。
ただ、とにかく英式は時間がかかり効率が悪いため、世の中の主流は仏式になってしまった・・・ということですね。
廃れてしまいつつある世界でも0.1%しか残っていない英式の紡績機、なんと日本にはまだ3社あり、こちらの商品はそのうちの1社で紡績された超〜〜超貴重な糸!
英式紡績は、糸に撚りをかけて少しずつ細くしていくことで製品にした時に撚りが戻るため、空気をともに紡いだようなふくらみのある仕上がりになるのです!
産業革命の時に作られたこの非効率なこの機械でしか表現できない一着です。
さらにこの商品、ロールカラーの部分が非常に苦労しまして、そんな柔らかい糸で編んでるもんですから、何度やっても襟がクタッ・・としてしまい(そりゃそうなんだけど)この襟の可愛さがどうしても表現できず。
糸を変えてデザインを優先するか、デザインを変えて糸を変えるかなど非常に悩みましたが諦めず何度も何度も試作してようやくこの糸のまま可愛い仕上がりを実現できました。そんな物語の詰まりまくったトップスなのです。(笑)
すっきりしたシルエットになるよう細身でつくりましたが、私のように二の腕の付け根が太いひとが着てもガンダムみたいにならないよう、アームホールはゆるめに作ってあるのでちょっと着痩せして見える優秀な1枚です!
袖口のスリットも抜け感がでて可愛いのですよ。
カラーはアイボリーとブラックの2色展開。
どちらも使い回しが効くのでおすすめです!
まだ3点の紹介なのにこんなに長くなってしまったので、今日はこの辺で…
次回は後編•awahiのニット愛ご紹介します!
8years /awahi共にオンラインにも他にも可愛いニット初め秋冬アイテムがぞくぞく入荷中です。ぜひチェックしてくださいね👆
最近はようやく冷え込んできて、やっとニットが楽しめる季節になってきました!!うれしい。。
商品ラインナップを見ていただいてわかるように、「8yearsとawahiはニットがかわいい!」と思っていただけるよう、ニット率を高めに企画をしております。
何を隠そう(?)私自身、大のニット好きでして・・・
ニットを見ると似たようなものでもついつい欲しくなってしまうこの季節。。
ニットというのは、同じ糸を使用しても、色の番手(太さ)や編み方を変えるだけでいろんな表情に見せてくれます。
また、多色の糸を組み合わせたり、編み方を部分的に変えたりと、バリエーションが無限大!
そんなわけで、8yearsもawahiもご紹介したいニットがたくさんあるのですが、今日はその中からいくつかピックアップしたものをご紹介致します!
〈8years〉かぎ針ニットセットアップワンピース ¥36,000
まずはかぎ針のトップスが目をひくこちら。
8yearsの今季のLOOKのメインカットにも使用しています。
オーガニックコットンを100%使用したニットのセットアップワンピース。
トップスの裾とお袖のモチーフが、とにかくかわいいですよね。
ひとつひとつ手でかぎ針で編まれています。
この部分的なモチーフを表現するには、かぎ針でしか表現できません。
はじめはこのトップスだけで販売する予定だったのですが、このモチーフを最大限美しく見せるために、中のワンピースを作りました。
色々研究し、ウエスト部分の花のモチーフが立体的に美しくみえるようにウエスト部分はスッキリと、そこから裾に向かって柔らかく広がるプリーツスカートに行き着いたのです。
トップスはざっくりとしたかぎ針のモチーフが可愛くなるように太い番手で編み、ワンピースは同じ糸でも、細めの番手で編むことで着膨れすることなく、ニットなのにすっきりとしたシルエット。
もちろんトップスと中のワンピースはそれぞれ単品でもお使いいただけますが、合わせて着ていただくことでさらにさらにこのかぎ針モチーフの良さが引き立ちます。
カラーは朱色がかったレッドと、ブラックの2色展開。
レッドはこれだけで主役になる華やかな印象。
ブラックはシンプルながらもデザイン性が引き立つ印象に仕上がりました!
どちらのカラーも違った印象で、2色とも欲しくなっちゃいます。
〈8years〉カシミヤタートルニットプルオーバー ¥32,000
続いてはこちら!
実は、昨年のAWに企画していたのですが、コロナの影響でキャンセルになってしまい泣く泣く諦めたニット。
どうしてもこの良さをお届けしたく、今年はかなり早い段階から動いて今季ようやくデビューです(涙)
このニットは、カシミヤを紡績する際に出る落ち綿を中心に集めて再利用した糸で作られたイタリアFilpucci社高級素材糸を使用しており、もう・・・とにかく、なんというのでしょうか。。
言葉にできない。オフコースか。
めっっっちゃくちゃきもちいいニットなのですよ!!とにかく一度着てみて欲しい。
カシミヤなんだけど、もうこれに顔を埋めたまま寝たいくらい、とにかく滑らかで柔らかくて軽くてあったかい。
ニットだけど、素肌で着たくなるくらいきもちいいのです。
あまりにきもち良すぎて本当にカシミヤなのかしら・・と疑いたくなっちゃうほど。(笑)
アップサイクルでこの柔らかさを実現し、これだけきもちよくて上質なニットはなかなか出会えません!
なので他のニット商品よりもお値段はややお高めですが、その価値があるすんごい糸なのです。
長く愛用いただけるようにデザインもシンプルに、だけど8yearsらしくリブは長めに作りました。
カシミヤなのでもちろん毛玉はできますが、ブラッシングなどでお手入れをしながら大事に大事に愛用したくなる1枚です。
カラーは使いやすいグレーがかった上品なベージュと、ぱっと目をひくオレンジの2色。
オレンジのほうはデニムとの相性がすごく良いですよ〜!
〈8years〉ロールカラープルオーバーウールニット ¥23,000
続いてのこちらの商品は・・・
いろんな要素が詰まりまくったこだわりの一枚。よろしくお付き合いください。
突然ですが、みなさん”RWS認証”ってご存知ですか??
Responsible Wool Standard(レスポンシブル ウール スタンダード)の略で、羊と土地の管理を実践した農場で生産された羊毛原料がその後の最終製品に至るまですべての製造工程において、正しく、間違いなく使われ、管理されているかのトレーサビリティを証明する国際的な認証基準のことなのですが、それってつまりどーーいうこと??ってなりますよね。
私も知ったのは数年前なのですが、ニット製品では日本でもかなり多く使われている羊さんの毛ですが、ファーと違って羊の毛はただ刈って使っていると単純に思っていたのが、実はそうではない現実がありました。
ウールを取りやすく品種改良されたメリノ種のヒツジは、皮膚面積が大きくて皮膚にシワが多い品種。
そのため、そのシワに糞尿がたまりやすく、虫がわいて病気にかかったりしやすいために、臀部(おしりや性器)を切り落とす方法を「ミュールシング」と言います。
ミュールシングは無麻酔で行われ、その後の傷跡の治療なども行われません。
それを知った時、本当にショックでした。。
効率や数量確保のためにそんなことが行われている現実があったこと、そしてそれを知らずにウール製品を着ていたこと。
ただ、この事実が問題視され、イギリスをはじめミュールジングを法律で禁止する動きや、ラグジュアリーブランドからファストファッションブランドまでこのミュールジングを施した羊の毛を使わないと宣言している動きが広がっています!
RWS認証は、そんな「ノンミュールジング」なウールを使用しているという証でもあります。
RWS認証はノンミュールジングの他、「動物の自由を尊重」「土地の確保」「サプライチェーンの確保」という柱を掲げたすばらしいサスティナブルウールなのです。
<8years>リンキングステッチニットプルオーバー ¥25,000
こちらのニットもRWSウールを使用しています。
ちょっと難しくなりましたが、日本でも徐々にこの”RWSウールを使おう!”という動きが増えていますので、ぜひ店頭でこの表記を見つけたらふとこのことを思い出してください。
そんなわけで長くなってしまいましたが、8yearsでもRWSウールを積極的に使っており、こちらの商品もその1つです!
さらにこちらのロールカラープルオーバーウールニットは、RWS認証のフランスのメリノウールと綿の混紡ニットなのですが、この糸もすごいの!
なにがすごいのかというと・・・
アメリカの上質なスーピマ綿を、RWSのウールと混紡しているのですが、それを日本でも3社しかない超貴重な英式の梳毛紡績機で混紡して作られているのです。
英式紡績機の写真。産業革命の初期、1769年に特許を取得し1771年にクロムフォード工場で稼働した、
リチャード・アークライトの水力紡績機と同じ方式で「糸づくり」を行います。
フランスとアメリカを日本で混紡・・・もう訳わかんないですよね!(笑)
わかりやすく説明すると、梳毛紡績というのは太さや長さがまちまちな動物繊維をできるだけ均質な繊維にして糸を作ることなのですが、世界の糸の99.9%が効率の良い仏式精紡機が使われています。仏式紡績はワタから一気に糸にする方法で、早く、かつ均等な糸に仕上がります。
それに比べ、英式紡績は繊維を徐々に細くしていく梳毛工程などの粗紡段階が長いため、繊維が長いカシミヤなど長毛繊維、様々な原料を組み合わせる意匠糸の生産に適しています。
ただ、とにかく英式は時間がかかり効率が悪いため、世の中の主流は仏式になってしまった・・・ということですね。
廃れてしまいつつある世界でも0.1%しか残っていない英式の紡績機、なんと日本にはまだ3社あり、こちらの商品はそのうちの1社で紡績された超〜〜超貴重な糸!
英式紡績は、糸に撚りをかけて少しずつ細くしていくことで製品にした時に撚りが戻るため、空気をともに紡いだようなふくらみのある仕上がりになるのです!
産業革命の時に作られたこの非効率なこの機械でしか表現できない一着です。
さらにこの商品、ロールカラーの部分が非常に苦労しまして、そんな柔らかい糸で編んでるもんですから、何度やっても襟がクタッ・・としてしまい(そりゃそうなんだけど)この襟の可愛さがどうしても表現できず。
糸を変えてデザインを優先するか、デザインを変えて糸を変えるかなど非常に悩みましたが諦めず何度も何度も試作してようやくこの糸のまま可愛い仕上がりを実現できました。そんな物語の詰まりまくったトップスなのです。(笑)
すっきりしたシルエットになるよう細身でつくりましたが、私のように二の腕の付け根が太いひとが着てもガンダムみたいにならないよう、アームホールはゆるめに作ってあるのでちょっと着痩せして見える優秀な1枚です!
袖口のスリットも抜け感がでて可愛いのですよ。
カラーはアイボリーとブラックの2色展開。
どちらも使い回しが効くのでおすすめです!
まだ3点の紹介なのにこんなに長くなってしまったので、今日はこの辺で…
次回は後編•awahiのニット愛ご紹介します!
8years /awahi共にオンラインにも他にも可愛いニット初め秋冬アイテムがぞくぞく入荷中です。ぜひチェックしてくださいね👆